川崎市の実証実験として発表された「チョイソコかわさき」のサービスを皆さんは利用されましたか?高齢者はもちろんですが、子育て世代や駅から離れたエリアに住む方、普段の買い物などで移動される方にも便利なシステムです。今後の地域公共交通の環境整備に繋がる重要なシステムですので利用方法と実車報告を参考に是非利用してみましょう!
「チョイソコかわさき」って何?
予約で車両を呼び出し、乗り合いで行きたい停留所まで送迎する「乗り合い送迎サービス」です。
川崎市と双日株式会社によるデマンド交通の実証実験であり、川崎市がコミュニティ交通の充実に向けて、民間事業者等と連携し、ICT等新技術・新制度を活用し、より利用しやすい地域公共交通の環境整備に向けた取り組みです。
川崎市ホームページ:https://www.city.kawasaki.jp/templates/press/500/0000144416.html
運行期間・時間・運行エリアは?
実証実験のため、運行期間は約半年間予定でしたが5月以降も延長、運行曜日は火・木以外のみ、時間帯は17時までと限定的ですので注意が必要です。
運行期間:令和4年11月2日~令和5年2月27日まで 令和5年5月15日(月)~
運 行 日 :月・水・金・土・日曜日の週5回運行(祝日も運行)
運行時間帯: 9時から17時まで
運行エリアは中原区と高津区の一部となっています。
武蔵小杉から武蔵中原、井田、元住吉エリアで約100カ所の停留所が設置されています。
運行エリア内では、国際交流センター、中原区役所、聴覚障害者情報文化センター、 スーパー、薬局、市立井田病院やリハビリテーションセンターなど非常に多いですね。
武蔵小杉エリアの主な停留所
グランツリー武蔵小杉、中原郵便局、武蔵小杉駅、中原区役所、ぱんぬはる、生涯教育プラザ、地域包括支援センターとどろき、地域子育て支援センターちゃちゃ、今井湯、関東労災病院、川崎市中原平和公園、今井さくら公園
その他、各停留所
運賃・車両は?
運賃は400円/回で、未就学児は無料となります。
タクシーの初回運賃よりも割安、バスよりは若干高いくらいですが停留所が細かく設定されているのでメリットはありますね。
支払いは現金以外にもクレジットカードや各種電子マネーでの支払いも可能です。
車両はトヨタハイエース、定員8名まで乗車可能です。
予約方法は?
予約には会員登録が必要です。
登録申込書:https://choisoko-delivery.com/kawasaki_outline.pdf
すべて無料で登録が可能で、申込書もしくはLINEアプリで登録ができます。
電話及びLINEアプリにて2週間前から当日の30分前まで受付可能です。
普段LINEを利用している方はLINEが便利です。予約してみましたが、乗車場所と降車場所、日時と乗車人数を入力するだけで簡単に予約ができました。
早めに予約した場合は前日に予約確認のメールも届きました。
体験レポート:乗ってみた感想は?
今回は「グランツリー武蔵小杉」の停留所で予約。少し早く到着したので待っていると、予約時間の5分前に到着してくれました!
乗り合いのため、予約時間から少し遅れることもあるとの情報でしたが、今回は時間より早くハイエースの車両が到着してくれました。
早速乗車。今回、家族3人での利用でしたが、乗った際は他の乗客はいませんでした。
車両内は8名乗りで広々しており、買い物などで荷物が多くあっても安心ですね。
乗車料金は前払いとなります。
支払い方法は現金はもちろん、クレジットカード、電子マネー、QRコードまで幅広い支払い方法が可能でした。
Paypayで支払いを完了させ、さあ出発となります。
出発前に今回乗り合いとなることのアナウンスがあり、目的地の前に別の停留所に立ち寄るとのこと。
途中別の親子連れが乗車がありましたが、目的地までスムーズな運転をいただきました。
目的地の停留所に到着!到着予定時間も事前に確認できていましたが、予定より早く停留所まで到着できました。
乗り合いの乗客がいましたが、経路はナビ通りで渋滞などがなければ大幅な時間遅れはなさそうです。
運転手さん安全運転有難うございました!
特に利用をおすすめしたい方
高齢者
本サービスの目的でもありますが、ちょっとそこまでスーパーで買い物・病院への通院だけでなく、遠出に向けて駅までなど、わくわくして出かけられるきっかけになると嬉しいですね。人数も8名まで乗れるので友人と一緒に買い物やショッピングモールまでお出かけするのもいいですね。
小さな子供を育てている子育て世代のパパ・ママ
公共交通機関がすぐ近くになく、暑い中小さな子供を連れて歩いたり、自転車に乗せるのはちょっとしんどい、車が運転できない・保有していない方にとってはタクシーのように気軽に利用できるメリットがあります。私が利用した際も、往復ともに就学前の子供を連れた親子が利用していました。
グランツリー武蔵小杉、駅、中原記念公園、子育て支援センターなどに行く際は是非利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回の実証実験を通じて、「利用ニーズ・乗降データをもとに地域活性化ビジネスのプラットフォーム構築を進め、MaaS事業を展開する。」とされています。高齢者はもちろんですが、子育て世代や駅から離れたエリアに住んでいたり、移動される方にとってよりよい街づくりのきっかけになることを期待します。
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